2012年06月26日

なだ(涙)、そう?そうそう


あれはいつだったであろうか…

ワタクシとフーコーとフーコーのお気に入りの女性バイキング娘と
バイキング娘の友達のルーシー・リュー似の女性とダブルデートをした時のこと。

季節はクリスマス間近だったような気もする。
東京駅で待ち合わせた我々はイルミネーション輝く並木道を歩いていて
特に弾む会話もなく、イルミネーションに目を奪われていたようだ。

そのルーシー・リュー似の女性はスキューバダイビングなんぞを趣味に持ち
時折、海外などに行ってダイビングをしているとのことだった。

カリブ海の海はどうだとか、エーゲ海の海はどうだとか
海の話をするのが好きなようだ。
勿論、4人で食べに行ったレストランは地中海料理屋だった。
ワタクシは魚介の類の苦手で、生モノは遠慮していたら
ルーシーが「魚食べれないの?信じられなーい」
などと言い放つ。
知っている。ワタクシはそういう人間を知っているのだ。
自分が好きなモノが他人が嫌いと云うことを認めない人間。
ワタクシはグッと我慢をして
「そうなんだよ。全く日本人失格だよね」
などとおどけた返しをすると
「本当そうだよ。マジで。つーか日本人じゃなくても生魚食べる国あるから」
グッ。
ワタクシは返す言葉もなくなり、怒りと憎しみでルーシーを見定めていると
フーコーが
「ダ、ダビーほら煮魚なら食べれるだろ?この私が頼んだ煮魚を食べるといい」
と色々やっきになって気を遣ってくれた。
バイキング娘もその空気感に気付いたのかワタクシに焼いた貝やら、
ブイヤベースなどを取り分けてくれた。
その間ルーシーは生魚を次々に喰らい、
「今度沖縄でダイビングやりに行こうよ」
などと空気を読めない発言を次々にしやがる。
海なんか一人で行きやがれ。
などと心の中で呟きながら黙々とブイヤベースの汁だけを飲み干したのであった。


あれから半年。
先日、打ち合わせと云う名の食事会でフーコーに聞いてみた。
「そういえば、半年くらい前に会ったあのダイビング女は一体どうした?」
突然のことに驚いたフーコーは
「実は…あのダイビング女こそ、バイキング娘だったのだ。彼女に一緒に沖縄に行こうと
誘われたが行けなかったんだ。それで最近全く連絡がないんだ」
と云われ瞠目した。
あの、ダイビング女こそバイキング娘。
気付かなかった。
どうりで海の話ばかりをすると思ったら、そういうことだったのか…
てっきりバイキングやビュッフェばかり好きなのかと思ったら本当の意味で海好きだったのか…
そうなるとワタクシがバイキング娘だと思っていた心優しい女性こそがその友達。
覚えていない…
一体どんな顔だったのか…
ルーシーのインパクトに圧され全く顔を覚えていない。

ワタクシは自らの手で何か大切な何かを失ってしまったようだ。
そのワタクシの喪失感をよそに、バイキング娘=ダイビング女に振られてしまうかもしれないフーコーは
涙を隠せないようだった。

古いアルバムめくり、ありがとうと呟いた。
posted by ポンコツ惑星 at 11:18| Comment(0) | TrackBack(0) | バイキング娘 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月11日

ダビデは見ていた。


偶然ファミレスで出くわしたバイキング娘。
ダビデには気づかれず、店の外で彼女と話をすることに成功したと
思っていた私だが、
ダビデは全てお見通しだった。
すべてを見ていながら気づかぬフリして私を泳がしていたのだ。

それを明かされたときの私の落胆と恥ずかしさよりも衝撃だったのは
ダビデの一言だった。

「あれがバイキング娘?可愛いじゃん」



世間的に言えば、バイキング娘は可愛くも美人でもない。
それは私も分かっている。
しかし今の私にとっては可愛い。
男女とはそういうもんである。
だけど初めて見たダビデが可愛いと思うのはどういうことだ。
ダビデの特殊な好みにハマったのか?・・・。

よくよく話を聞いてみると、ダビデが言っているのは
あの時バイキング娘と一緒にいた友達のことらしい。

確かに友達は可愛かった。10人中10人がそう思う可愛さ。

「まぁ、バイキング娘の友達のほうは・・・」

と言葉を濁すダビデ。
そっちだ、今その濁したほうがバイキング娘なんだ。

ここで私は見栄を張ってしまった。
ダビデの勘違いを否定しなかったのだ。

「ま、まぁね」

なんて言って可愛い友達のほうをバイキング娘ということにしてしまった。
ダビデの嫉妬にも似た詮索はつづき、
ついには

「今度会わせろよ」

ときた。

ダビデが勘違いしていなかったら、断じて会わせん。
バイキング娘は私の大事なバイキング娘だ。
しかし、友達のほうに興味があって会いたいと思っているのならありではないか。
私とダビデ、バイキング娘とその友達、ダブルデートなんていうのも成立するのではないか。

これなら私がバイキング娘と会う口実もできる。

そこからは不思議とトントン拍子だった。
バイキング娘もその友達もOKということで4人揃って会うことになった。
まさかホントにダブルデートになるとは!
(それにしてもダブルデートって言い方、今もするのか!?)

問題は、ホントのことを言うのか、言わないのか。
言うとしたらいつ言うのか、だ。

すべて正直に話してしまえば何の問題もない。
私はバイキング娘と、ダビデは友達とよろしくやればいいだけのことだ。
しかし、ダビデがホントのバイキング娘の印象について残念そうに話すあの感じが
ひっかかる。
ホントのことを伝えると、今度は私のことを残念な男として蔑むに違いない。

別にバイキング娘を褒めてほしいわけではないが、
そんな残念そうに言うことはないだろう。
そしてその残念な彼女と毎日でも会いたいと思っている私はどうなるのだ。

バイキング娘は私にとって可愛い!
他人は関係ない!
とも言い切れない、なんだこの感覚は。


ついに明確な答えと作戦を導き出せぬまま、
そしてダビデには勘違いを与えたままで当日を迎えてしまった。



当日。
待ち合わせ場所に現れたバイキング娘とその友達に放った
ダビデの一言が私を混乱の境地へと陥れた。



posted by ポンコツ惑星 at 14:17| Comment(0) | TrackBack(0) | バイキング娘 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月19日

第三種接近遭遇


ダビデ氏とは、知らない土地へ行ってもジョナサンがあるとそこへ入ります。
この日もそうでした。
↑写真では分かりにくいかと思いますが、店の間取り(?)が違います。

これだけいろいろなメニューがあるのに選ぶのはいつも3種類くらいの中から。
せっかくの違うジョナサンですから、
「たまには未知のものを頼もうかなぁ」
なんて2人してはしゃぐのですが、
結局のところ、いつものやつになります。

そんなこんなで食事が運ばれてきて、
これまたいつものように“今日のメニュー”をケータイカメラに収めて(↑写真)
さて、と箸を取ったそのとき、
ふとある人が眼に入りました。

席を隔てるすりガラスの向こう、さらに奥の角にいる女性、
あれは、バイキング娘ではないか?

思いもよらぬ遭遇に私は浮き足立ち、動悸息切れ、ワキ汗の興奮状態に。
もう一度よく見てみる。女友達と楽しそうに話すショートボブの髪型。

間違いない。バイキング娘だ。

こんなとこで彼女に会うなんて。
うれしさは絶頂を極め鼻血が出そうだ。

席を立って声をかけにゆこうか。

いや待てよ。
それをするとなると、ダビデに彼女が知れることになる。
ただでさえヤツはバイキング娘のことをよく思っていない。
そんなダビデにあれがバイキング娘であることを知らせるべきか?
実物を見てなおさら彼女の悪口を言われたら腹が立つし、
もしかしたら彼女のあまりの可愛さに見方が変わって、
ダビデのイヤらしい目つきに彼女がさらされたら、それはそれでもっと腹が立つ。

ダビデには、絶対に教えない。

かと言ってこのまま彼女となんの接触もせずに終わったら
今日の夜眠れない。後悔と悶々の妄想で眠れない。

私の腹は決まった。

ダビデに気づかれないように彼女へ接近するのだ。

目の前のダビデはのん気にうどんの汁なんぞをすすってる。
私の異変には気づいてないようだ。

さて、どうする。
平静を装いながらの食事で、なんとかパスタのカニ味なんて分かりゃしない。
この際カニ味なんてどーでもいい。
彼女のほうを注視しつつ、ダビデにも目をやり様子を伺う。

と、バイキング娘たちが席を立ち、レジへ向かう。
もう帰るのか。
いかん、まだ彼女と接近遭遇する手段を思いついていない。
冷や汗にまみれながらダビデを見ると、目の前のうどんに手一杯で
私にはあまり気が向いてないようだ。

そうだ!
「ちょ、ちょっとトイレ」
そう言って席を立つがダビデは返事をするでもなく、お新香をつまんでる。

トイレがレジとは反対の方向だなんてかまいやしない。
トイレの前で急反転して店の出口へ向かう。
彼女らがちょうど外へ出たところで声をかけた。
外なら、ダビデにも気づかれない。
素晴らしい、私の、このとっさの判断力。

「よ、よう。」

声のかけ方まで考える余裕がなかったので、
まるで漫画のセリフのようになってしまった。

彼女と、その友達は驚いたようにこちらへ振り向いたが、
私に気づいたバイキング娘は目が丸くなった。
その表情を見て、私はハッとして血の気が引いた。

次の瞬間、バイキング娘の顔が一気に曇る。

実はこの日は、バイキング娘から会おうと言われていた日だった。
しかし先にダビデとの撮影が決まっていたので、
断ってしまったのだ。
そんなの、ダビデのほうをキャンセルすればいいのだけど、
先約が優先、という私なりの大人のルールを守ってしまった。
私は、まじめなのだ。
そして彼女に「撮影で遠くへ行く」なんて大げさに言ったのを思い出し
血の気が引いたのだ。
ダビデとのどうでもいい撮影ではなく、
とても大事な、スケールの大きい撮影と説明していたので、
なんでこんなとこにいるのかと、彼女が怪訝になるのはもっともだからだ。

「ごめんなさい」

私は先に謝ってしまった。
あとから考えると、スケールの大きな撮影でなぜこのジョナサンにいるのかは
いくらでも言い訳ができる。
遠い撮影場所からわざわざジョナサンへ来て昼食をとる言い訳を。
なのに謝ってしまった。
それは彼女の「この男、嘘をついたな」という疑念に正解を与えてしまったことになる。

もう引き返せない。
こうなったら、謝りつづけるしかない。
不満をぶちまけるバイキング娘に対して私は頭を下げ続けた。
みっともないくらいに頭を下げ、なんとか許してもらった。

私は、なんてカッコ悪い男なんだ。

そんなことをずっと考えていた。
となりにいる彼女の友達は知らない人なので、
いくら侮蔑の目で見られてもかまわない。

しかし、ダビデにこんな姿を見られたくはない。
ただでさえ、私がバイキング娘に主導権を握られてると非難轟々なのに、
こんなとこを見られたら、何を言われるか分からない。
頭を下げつつ店内のダビデを見た時は、
まさに↑写真のような感じでまた私のパスタを撮ってるのかなんなのか、
こちらには気づいていないようだった。

ホッとした。彼女に許してもらえたのと
ダビデには何も気づかれていないことにホッとした。

トイレから帰った風に、ハンカチで手を拭きながら
などという小芝居をしながら席へ戻ったが、
そのあとダビデと何を打ち合わせしたか正直覚えていません。



posted by ポンコツ惑星 at 01:31| Comment(0) | TrackBack(0) | バイキング娘 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月30日

愛しき君へ


先日、最後の力を振り絞り、蝉が生きている証を残そうと鳴き喚いている夏の終わり
朋輩のフーコーといつものファミレスでの会議をしている時だった。

時間を経つのも忘れて会議に没頭していると腹は減る。
フーコーは時に自分の体調のことも考えて「豆腐とひじきの和風ハンバーグ」を注文していた。
ワタクシはまたいつもの生ぬるい食事かと呆れる思いでいたが
料理が到着して、いざ食べる段階になると携帯が鳴り、画面を確認するとメールのようで
食べるのも忘れてメールの返信を考えだした。

ワタクシが頼んだ「サーロインステーキ マカロニウエスタン風」も到着し
ジュウジュウと鉄板の上で甘辛いソースがビチャビチャと跳ね
テーブルの上は油とソースで汚れていく様は、なるほど、まさにマカロニウエスタン
奪い合う拳銃、飛び散る流血、ホクホクのポテト、ちょっと固いニンジン。
ウエスタンだ。これぞまさにウエスタンだと満足しているのに
未だ、フーコーは携帯の画面を見ながらチマチマと返信文を考えている。
皿に盛られた豆腐のハンバーグがどんどん冷めていく。

ダビ「おい。もういい加減メールは後にして、先に食べたらどうなんだ?料理が冷めてしまうよ」
と気遣いを見せても
フコ「バイキング嬢からなんだ。彼女はレスポンスの速度を大事にするからさ。もうちょっとだから」

ダビ「そんなのに無理に合わせることないだろ?
相手のこと考えたら、いつなんどき何があるか分からないんだから
レスが遅くたって仕方ない時だってあるだろうに。なんだその女。二人で飯を食ってるのに
一人で食っているようじゃないか。せっかくの会食なんだからメールは後にしろよ」
といささか押さえつけるような物言いで諭すも

フコ「今、大事な時なんだよ。分かるだろ。
次のランチビュッフェで挽回しないと彼女に捨てられてしまうんだよ」

なみだ目で訴えるフーコーに閉口してしまい、それ以上は何も云わず一人虚しく
血みどろのステーキにかぶりつき、口元を拳で拭っていた矢先
メールの返信文を打っていたフーコーに着信のコールが鳴った。

フコ「すわっ!バイキング嬢だっ!返信が遅くて電話が…あわわ」
と途端に狼狽し、顔はみるみるうちに血の気が引いている。
「とりあえず電話に出たらどうだ?」
とワタクシが歯に詰まったステーキ肉をほじくりかえしながら云うと
意を決したように電話に出ると

↑↑のようにすぐ詫びて、言い訳が解禁されたばかりの夏の鮎のように川面をスルスルと
泳ぐように出てきては消え、最後は謝罪謝罪の連続でペコペコと
「ごめんね。ご飯食べてる途中で…いや…ごめん…」
最後にはごめんしか云わなくなってしまった。
一通り謝罪が済み、誤解?のようなものも解け、
「今度はすばやいレスポンスを心がけるから。うん。早くランチビュッフェ行こうね」
と笑顔で〆た。
ワタクシは肉を食い終わり、ノンカロリーのコーラを流し込み
カウボーイよろしく、マッチで火をつけタバコをくゆらせている。

フーコーは
「良かったよ。機嫌が良くなって。」
と云い、すっかり冷たくなった豆腐とひじきのハンバーグをポソポソと食いだした。
すっかり会議どころの話しじゃなくなり。その後の二人は
見知らぬ男女の盛り上がらないコンパのように、無言と当たり障りのない会話で終始したのであった。

まだ見ぬバイキング嬢よ、貴様の侵略は誠に上手くいっているようだ。
既にフーコーは植民地化された清と何も変わらなくなっている。
しかしだ。ワタクシは貴様には懐柔されんぞ。
ウエスタン風のステーキを喰らっても心は大和魂じゃけん。
ポソポソと豆腐のハンバーグを食うフーコーを尻目にそんなことを考えていた。

そんな矢先にあんな出来事が起こるとは…
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2011年09月23日

これは恋ではない。


ダビデはバイキング娘に厳しい。
正確に言うと、私がバイキング娘にうつつをぬかすことに厳しい。

この間も、ダビデとスケジュールを合わせるのに手帳を見ていたら、
いつのまにかバイキング娘と会う日取りを考えていてダビデに怒られたし、

たまにはドリンクバーではなくケーキバイキングでも行かないかと誘ったら
「それはバイキング娘と行くための下見だろう!」
一喝却下されてしまった。

どちらも、ダビデが正しい。

私としては悪気はない。どちらかというと無意識だ。
ダビデとミーティングできる日を探っていたのはホントだし、
それがいつのまにかバイキング娘との日取りに変わっていたのはわざとでない。

たまにはケーキバイキング、というのも気分転換のつもりで言ったのはホントだし、
だけど、一度予習しておいてバイキング娘にカッコいいとこを見せたいというのはある。


ダビデはドスをきかせた声で言う
「おぬし、恋をしてるのではあるまいな」

ま、まさか。
これは恋ではない。
親子ほど歳の違う女性に惚れるなんて。

ただ、会うだけでいいのだ。
キャバ嬢でも、ホステスでもない。
仕事としてでなく、私と一緒にいてくれるなんて
フカヒレスープのお中元よりありがたいぞ。

それとも、これから彼女の狙いが明らかになるのか?
金も地位もないぞ私は。


ダビデはそんな私を冷めた目で見ている。
いい歳こいたオッサンが、という目で見ている。
その通りだ。オッサンはオッサンでもハゲちらかしたオッサンだ。
いったい何ができる。

しかし無意識のうちに彼女のことを考えているのなら、
自分ではどうにもならない部分もある。

そこでダビデに頼みごとをした。

「おいダビデよ、もし私がキティちゃんのストラップをしていたら
 迷わずちぎって投げ捨て、目を覚ませと一喝してほしい」

バイキング娘はキティちゃんが大好きなのだ。

(↑写真・バイキング娘の話をすると、好物のカレー南蛮うどん膳を前にしても
  説教を始めるダビデ氏)
posted by ポンコツ惑星 at 19:06| Comment(0) | TrackBack(0) | バイキング娘 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月06日

予定は未定


先日、夏も終わりのある夜。
朋輩のフーコーといつものファミレスで打ち合わせをしている時だった。

ようやく夏の暑さから解放され、心地よい季節になり、何なら食べ物も美味しい季節になり
運動にも最適な秋がきて、我々の誰も損得ナシの動画撮影も俄然快調に出来るので
今後新たな展開と作戦を施行せねばなるまいと髪の毛が抜け落ちるほどに考えこんでいた矢先。
どうにもフーコーの様子がおかしい。
こちらがこの先の動画はもっとCG技術を取り入れた、マトリックス的な作品をと提案しても
フコ「うーん。そうだね…マトね。うん…」
と気もそぞろで一向にこちらとの温度差が感じる。
当のフーコーはスケジュール帳を繰り、ブツブツと思案している様子。

ワタクシが、どうしたのだ?撮影の日程よりも今は、コンテツをどうするかだろ?
予定なんか未定だ。
我々の撮影に何十万と云う人がきっと待っているんだぞ。

と熱い情熱を込めて云っても

フコ「そうだね。コンテね。うーん…」
とワタクシの情熱も空振りの扇風機のように、何も届いてないらしい。

ワタクシもいきり立って
おい!さっきからスケジュール帳なんぞを見ながら何を考えているんだ!
見せてみろ!

とフーコーのスケジュール帳を奪うとそこには
バイキング娘と今後どこに行こうかという綿密な作戦が細かい字で書かれていた。
どこぞのホテルのビュッフェは旨いだとか、二人で行くなら中華バイキングだとか
どうでもいい、本当にどうでもいいことばかりが書かれていた。

ワタクシはそのスケジュール帳を見ながら、怒りに我を忘れてフーコーを大喝してしまった。

おい!今はなぁバイキング娘のことを考えている場合じゃないだろ!
撮影だ。撮影!ワタクシはもう2年もすれば40歳に突入するんだよ。
その前までに少しでも何か形になるようなことがしておきたいんだよ。
いわば思い出作りだよ!

と。云ってから少し言い過ぎてしまったと反省し

いやさ、フーコーの気持ちも分からないでもない。
いい年こいてとか思わないが、ワタクシの気持ちも少しは斟酌してくれまいか?
弁解に似た言い訳体の語句を紡ぐも

↑↑運ばれてきたパスタを申し訳なさそうに食べようとするが
きっと脳内では、
「パスタバイキングってのもアリだなぁ」と考えているに違いない。

まだ見ぬ海原を求めて航海をする北欧のバイキングのように。
posted by ポンコツ惑星 at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | バイキング娘 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月24日

私はダビデを知らない。


私が最近ちょっと気になっているバイキング娘との話などまるで興味を示さず
自分の育毛ばかり気にするダビデ氏ですが、
そんなダビデを見ていてふと、

そういえば、私はダビデの好みの女性を知らない

と気づきました。

いやしかし、私はダビデの好きなAV女優を知ってるし、
どんなアダルトビデオが好きかもよく知ってる。
AVをプレゼントするなら、
必ずやヤツのドンピシャ好みを選ぶ自信はある。

しかし。
わたしはヤツがどんな女性を好きになるのか、とかを知らない。
AV女優ではない。普通の女性の好みだ。
むしろ好みの女性タレントすら知らない。


これはいったいどういうことか。


わたしとダビデはお互いのすべてを知ってる仲ではないが、
普通は知らなくていい「AVの好み」を知っていて、
これくらいの付き合いなら知ってていいくらいの
「女性の好み」を知らない。

ラクダのコブの中身を知っていて
ラクダそのものを知らないのと同じではないか。

そう考えると、とても変な感じがしますが、
おっさんがふたりヘルメットかぶって踊ることのほうがよっぽど変だ、
変な2人なんだからどこもかしこも変な感じがして当然だ。

そういう結論に達しました。

(写真:ジョナサンの窓辺はまるでオリエント急行のようだ。僕らを乗せて走る)

posted by ポンコツ惑星 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | バイキング娘 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月22日

バイキング娘


ドリンクバーとか、スープバーとか、
飲み放題、食べ放題には目のない私ですから、
こんなおっさんとはなんの接点のない
二十代のあのコが、バイキングが好きだと聞いて
正直浮足立ったのは事実です。
ただでさえ好みも思考も違う世代なのに、
そんな共通点があったなんて
おっさんにはこんな喜びしかないんです。


ただ、バイキングと言ってもいろいろあります。
彼女が好きなのはケーキバイキングであって、
いくら私でも、ケーキの食べ放題には行きません。
どちらかというと私は甘いものが苦手なのです。

でも、せっかく見えた光を失いたくなかったのだと思います。
拙速にケーキバイキングの約束をしました。
そしてダビデのせいでそれはなくなりました。
しかしそれでよかったのかもしれないと、
今は思います。
もしあの時、ケーキを食べ放題していたら・・・。
そう考えるとダビデに感謝するべきかもしれません。

その後、約束を取り直して彼女と餃子の食べ放題へ行きました。
本来、わたしはいろいろなものを選べる、という点で、
ドリンクバーやバイキングが好きなのですが、
餃子しかない、というのは違うのではないか・・。

しかし仕方がありませんでした。
ケーキでないなら餃子に行きたい
そう彼女が言うもんですから。
私は彼女と一緒に過ごしたい一心で
バイキングなどもうどうでもよかったのかもしれません。

その挙句の果てが、このようなザマです。
彼女の前で最悪の失態。
青ざめた私の顔を見る、彼女のひきつった笑顔が忘れられません。

(↑写真は、私があのコの話をすると途端にテンションが下がるダビデ氏。
  頭上に迫る冷やし中華とともに)
posted by ポンコツ惑星 at 06:39| Comment(0) | TrackBack(0) | バイキング娘 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月09日

嘆きの夏休み


ある真夏の午後、朋輩の川越フーコーに呼び出され、いつものジョナサンに行った。

先にドリンクバーの注文をしていたフーコーだったが、その姿に元気がない。
「どうしたのだ?」とワタクシが水を向けても返答は

「うーむ…」

と唸ってばかりのご様子。

ワタクシも少しエロい感じの多分人妻であろう従業員にドリンクバーを頼み
野菜ジュースをグラスに注ぎ、アイスコーヒーも別のグラスに注ぎ
ジャッキー、ユンピョウの二大スター共演よろしく、
ホクホクとテーブルに戻ってくる。
すると待ってましたとばかりにフーコーが話し出す。

「実はな、ケーキバイキングに行くことになったあの娘のことなんだが…」

確かそんな話しもあったなぁ。遠い目でそのことを思い出す。
ケーキバイキングに係わる記事

「おぉそれで?そのバイキングの娘とは何か進展があったのか?」

自分に何の関係もないからズカズカと人の恋路に闖入してみると

「進展も何も、バイキング娘は貴様の植毛のことで一度頓挫しているではないか!」

と一喝されてしまった。まさに地雷を踏むとはこのことだ。

「あぁ確かにそんなことあったな。すまん。ワタクシの髪の毛なんてどうでもいい。
うん。確かにどうでもいいことだ。それで?」

「何とかまた忙しいスケジュールを空けてバイキング娘と二人でナンジャタウンに行ったんだ。」

ナンジャタウン?こいつ何云ってんだよ。気持ち悪い。
普通行かねーだろ?どの面下げてナンジャタウン行くんだ。こいつ。
とこの年齢不詳の男に面罵したい気持ちを抑えて

「ナンジャタウンとはまた面妖だな。あそこって今どんな感じなのだ?
ワタクシも若年の頃は行った記憶はあるが…」

「今ね、餃子のやっててさ。」

何、餃子って?知らねーし。何でケーキが餃子になるんだよ。おかしいだろコイツ。

「色々な地方の餃子を食べ比べることが出来る、餃子スタジアムがやっているんだよ。
餃子食べ放題だからさ。でも、私、少食だろ?最近胃腸の調子もよろしくないし、
医者からは少し潰瘍の気も出てるから注意しろと言われているんだよ。
だけどさ、食べないわけにはいかんだろ?餃子。小さいからさ。意外といけると思ったんだけど
2軒目の店でダウン。リバースだよ。リバース。力石ばりの。参ったね」

何云ってんだよ、こいつ。そんな爺さんみたいな体なんだから考えろよ、行く場所を。
それに力石ってあの力石だろ?古いよ、フーコー。

「まぁ一回どこかに出かけた事実は事実だなんだからさ、進展はあったじゃないか?
それは進歩だよ。アポロ計画だって人類に大きな一歩だったのだから
その餃子?餃子スタジアムだってフーコーの大いなる一歩だと思えばいいじゃないか?」

と気持ちを切り替えさせようとしても

「あの宇都宮餃子がなぁ…」

と嘆きが止まらない様子のフーコー。
唸るばかりで次の語句も紡がない様子なので、ワタクシが

「いや、今度ね、ハゲが医者で治るらしいんだよ。知ってるAGA?
あれにワタクシ行ってみようかと思うんだけど…」

「うるさい!お前の薄毛の話は私の前で二度とするなっ!!」

と怒られてしまった。

夏休み。
それは少年の日の美しくも、儚い思い出。
大人になると、そうでもないような気がする。
posted by ポンコツ惑星 at 21:20| Comment(0) | TrackBack(0) | バイキング娘 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月07日

増やす人


ダビデがいつになく高い声で
すぐ来い、すぐジョナサンに来いと言うもんで、
理由を聞いても
「電話じゃわからん」
の一点張りなもんで、行きましたよ、ジョナサンに。
きっとのっぴきならないことが起きたんだと
思うじゃないですか、ふつう。

そしたら、
植毛のようなことをした、とのことでして。

頭を見ろと言うんで拝見すると、
増えたんだかどうなんだか
言われてみれば確かに増えてるくらいですよ。
でもまだ途中の段階だそうで。
そりゃ電話じゃ分からないけどさ。

これからいっそう増えるであろう明るい未来に
目を輝かすダビデに釘を刺しましたよ。

ハゲとか、そんなことどーでもいーんだよ、と。


そもそもこれから先、我々が心おきなくハゲてもいいように
わざわざ名前をヘルメットアワーにして
何かありゃこれからヘルメットかぶって、

“ヘルメットで、危険も視線も防止”

ってキャッチフレーズまで考えたのに、
なんだその、
毛を増やして幸せになろうって魂胆は。



この日の私の幸せは、あのコとケーキバイキングに行くことだったんです。
それがダビデとドリンクバー。

ダビデよ、お前はいいだろうが
私の幸せはいったいどうなるのだ?

そんな私をよそに
増えた毛先を愛おしそうにいじるダビデなのでした(↑写真)
posted by ポンコツ惑星 at 02:32| Comment(0) | TrackBack(0) | バイキング娘 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする